権化

権化
ごんげ

神,あるいは仏,菩薩が衆生の苦悩を救うためにこの世にかりに種々の姿を現したり,物質的なものをこの世に現じたりすること。インドのヒンドゥー教では,神,特にビシュヌ神が,この世に動物あるいは人間などの姿となって現れ,人を救うという信仰が行われている。これが仏教にも取入れられ,種々の姿を現じて人々を救うという観音信仰が広く尊ばれるようになった。 (→アバターラ )