2018-01-01から1年間の記事一覧

溜飲が下がる

りゅういんがさがる【意味】 溜飲が下がるとは、わだかまっていた不平不満が消えて、気持ちがせいせいすること。 「溜飲」とは、飲食物が胃に溜まった状態で、すっぱい胃液が喉に上がってくること。その溜飲が下がれば気分がすっきりすることからいう。

膂力

りょ‐りょく【×膂力】 筋肉の力。また、腕力。「膂力衆にまさる」

睥睨

へい‐げい【×睥×睨/×俾×倪】 [名](スル)1 にらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」2 横目でじろりとにらみつけること。「眼は限られたる暗き壁を―し」〈透谷・楚囚之詩〉

世慣れ

よ‐な・れる【世慣れる/世×馴れる】[動ラ下一][文]よな・る[ラ下二] 1世間の事情に通じている。世故にたける。「―・れた物腰」 2異性との交際に通じている。「怪しく様変はりて―・れたる人ともおぼえねば」〈源・夕顔〉

燦然

さん‐ぜん 【×燦然/×粲然】[ト・タル][文][形動タリ]きらきらと光り輝くさま。また、はっきりしているさま。鮮やかなさま。「―と輝く星」「―たる宝冠」

驚懼

きょう‐く【恐×懼】[名](スル) 1おそれかしこまること。「震(しん)ただ―して落涙(らくるい)止(とど)まらざるあるのみ」〈露伴・運命〉 2候文の手紙の末尾に記し、敬意を表す語。「再拝―」「―謹言」 3昔、朝廷からとがめを受け、家にこもって謹慎するこ…

貴顕

き‐けん【貴顕】[名・形動]身分が高く、名声のあること。また、そういう人や、そのさま。「―紳士」「元来―なる人の上に出るもの」〈中村訳・西国立志編〉

仔細

し‐さい【子細/×仔細】[名・形動] 1事細かであること。また、そのさま。詳細。「―な検討」「―に述べる」 2詳しい事情。一部始終。「事の―を記録に残す」 3特別の理由。こみいったわけ。「―があって話はできない」「―ありげな面持ち」 4差し支えとなる…

委細

い‐さい【委細】〔ヰ‐〕 1細かく詳しいこと。詳しい事情。詳細。「―は面談の上で」 2(副詞的に用いて)細かいことまですべて。万事。「―承知した」

陋屋

ろう‐おく 【×陋屋】〔‐ヲク〕狭くてみすぼらしい家。また、自分の家をへりくだっていう語。陋居(ろうきょ) 。

出来

しゅっ‐たい【出▽来】[名](スル)《「しゅつらい」の音変化》 1事件が起こること。「珍事が―する」 2物事ができあがること。「近日中に―」

瀟洒

しょう‐しゃ 【 ×瀟×洒/×瀟×灑】〔セウ‐〕【一】[形動][文][ナリ]すっきりとあか抜けしているさま。俗っぽくなくしゃれているさま。「―な身なり」「―な洋館」【二】[ト・タル][文][形動タリ]【一】に同じ。「稍肉落ちて―たる姿ではあるが」〈菊…

戦慄と憐憫

という表現は、多分総武線で浮浪者を見つけた時の、あの気分のことと考えてる。

戦慄

せん‐りつ【戦慄】[名](スル)恐ろしくてからだが震えること。「事件の報道は視聴者を―させた」

憐憫

れん‐びん 【 ×憐×憫/×憐×愍】かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ。れんみん。「―の情」

渋面

しぶ‐つら【渋面】《「しぶづら」とも》不満そうな顔つき。苦りきった顔。じゅうめん。しぶっつら。

がらみ

がらみ【絡み/×搦み】[接尾] 1年齢や値段を表す数詞に付いて、だいたいその見当、その前後であるという意を表す。「五十―の男」「千円―の品」 2名詞に付いて、そのものをくるめて、それと一緒に、の意を表す。「袋―売る」「刀を取りて、鞘―うたんとす」…

優渥

ゆう‐あく【優×渥】〔イウ‐〕[名・形動]ねんごろで手厚いこと。また、そのさま。「同胞兄弟は、皆聖慮の―なるに感泣し」〈東海散士・佳人之奇遇〉

無聊

ぶ‐りょう【無×聊】〔‐レウ〕[名・形動]退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。また、そのさま。むりょう。「―を慰める」「―な(の)日々」

一半

いっ‐ぱん【一半】2分したうちの、一方。半分。なかば。「責任の―は私にもある」

同慶

どう‐けい【同慶】相手にも自分にも喜ばしいこと。「御―の至りに存じます」

海員

かい‐いん【海員】〔‐ヰン〕船長以外の船舶の乗組員。

旧弊

きゅう‐へい【旧弊】〔キウ‐〕[名・形動] 1古い習慣・制度などの弊害。「―を改める」 2古い習慣や考え方にとらわれること。また、そのような言動やさま。「―な人」「小母さんの―が始まった」〈花袋・蒲団〉

奸計

かん‐けい 【×奸計/×姦計】悪いはかりごと。悪だくみ。「―をめぐらす」「敵の―に陥る」

令閨

れい‐けい【令×閨】他人を敬って、その妻をいう語。令室。令夫人。

列なって

列なって読み方:つらなって ラ行五段活用の動詞「列なる」の連用形である「列なり」の促音便形に、接続助詞「て」が付いた形。

饗宴

きょう‐えん 【×饗宴/享宴】〔キヤウ‐〕客をもてなすための宴会。「―を催す」

華燭

か‐しょく【華×燭/花×燭】〔クワ‐〕 1華やかなともし火。「数十の―を灯(とぼ)し連ねたれば」〈竜渓・経国美談〉 2結婚の席にともすともし火。また、婚礼。

マントルピース

マントルピースmantelpiece 居間やホールの壁につくりつけられた暖炉のまわりに行う装飾。のちにはそのような飾りをもつ暖炉全体をさすようになった。最初は煙を吸込むための簡単なおおいであったが,中世後期には大型の飾りがつけられ,ルネサンス期には飾…

杳(として知れない)

よう 【×杳】〔エウ〕[ト・タル][文][形動タリ] 1暗くてよくわからないさま。また、事情などがはっきりしないさま。「―として消息が知れない」 2はるかに遠いさま。奥深く暗いさま。「十月にも筆を執らず、十一十二もつい紙上へは―たる有様で暮して…